FAQ

共通教科「家庭」の指導計画の作成に当たっての配慮事項は何か。

 「家庭基礎」は,原則として,同一年次で履修させる。この科目は基礎的な学習内容で構成される2単位の必履修科目である。また,原則として総授業時数の10分の5以上を実験・実習に配当し,実践的・体験的な学習を通して科目の目標を達成することができるよう配慮しなければならない。したがって,指導の効果を高めるために,同一年次で集中的に履修させる必要がある。

また,「家庭総合」や「生活デザイン」を複数の年次にわたって分割履修させる場合は,原
則として,連続する2か年において履修させる。これらの科目も原則として10分の5以上を実
験・実習に配当し,実践的・体験的な学習を通して科目の目標を達成することができるよう配
慮し,内容の関連性や系統性に留意して指導の効果を高めることが必要である。
なお,実験・実習には,調査・研究,観察・見学,就業体験,乳幼児や高齢者との触れ合い
や交流活動などの学習活動が含まれる。
指導に当たっては,中学校技術・家庭科,公民科及び保健体育科の外に,数学科,理科との関連を図る。